【事業所の作業を増やすなら】単体で受けるより共同受注を活用しよう

こんにちは、リュウです。

さて、今日は事業所の作業を受注することについてのお話です。

作業を受注する際に多くの事業所が困るのが、こんなこと。

作業を受注したいけれども納期まで間に合わないかもしれない。利用者が休むことだってあるし、作業が難しそうだからできないかもしれない。

こんな悩みを抱えていませんか?

今回はこの問題について取り上げてみたいと思います。

ちなみにうちの事業所は…大体の作業でそういった問題は解決済みです。

参考になればと思いますので、以下からどうぞ。

単体で受けるより共同受注を活用しよう

まず、どうすれば解決できるかというお話。

かんたんなことで、自分たちの事業所だけで考えなければ良いということ。

つまりタイトルにもあるように

作業は共同受注しろ

ということです。

仕事の仕方って大きく分けて2つ単体と複数

仕事というのは2つのやり方があります。

1つは1つの会社、1人の人がすべてその仕事を最初から最後までするというもの。

もう1つはいくつかの会社や人が集まって仕事を完遂させるもの。

自分の事業所だけで作業を受注するというのは前者の方法。

そして、冒頭にあるようにたいていの悩みは今の自分の事業所ではそれが難しいという話。

それならば、答えは残された方法しか無いですよね?

要はいくつかの会社、人が集まって1つの仕事を完遂させれば良いんです。

自分の事業所の作業のことばかり考えるからそんなことになる

そもそも、なぜ作業受注に関して色々と困るのか。

それは自分の事業所の作業のことばかり考えることが問題なんですよね。

地域として共通の課題で困っていると考えれば、「他でも困っているだろうな〜」と気づきますよね。

あとは困っていそうなところに声を掛けて一緒に作業を受注すればいい話。

簡単ですよね?

え?他の事業所と一緒に作業するの?

共同受注というと嫌がる事業所、スタッフもいます。

僕としては「何が嫌なの?」と思います。

というのも、福祉の世界では連携なんて当たり前。

本人、家族、医療機関に行政、そして私達のような就労系の事業所、色々と関わって支援していますよね?

いつもやっていることじゃないですか?

作業は別‼という人へ

「いやいや、支援って言うのは本人の生活や今後の自立のために…」

こんな話もされたことがあります。

が、そもそも作業って就労訓練の一部なんですよね。

就労訓練って色々で作業能力を上げるということもあれば、作業の場の提供なども入りますよね?

作業を日中活動としてやっている場合はそれも支援として提供しているわけですね。

そして日中活動の場の提供や就労訓練は僕らのような事業所がすべき支援。

ってことは、作業というくくりでも連携って必要ですよね?

だって支援として作業をするわけなのでそこで連携しないって話は無い。

でもなあ…

ここまでの説明をしても「でもなあ…」という人、たまにいます。

そういう方は共同受注が嫌だと言う理由は何処にあるのかをよく考えたほうが良いです。

そこまで連携したがらないっていうと、

「なんかやましいことがあって同じ就労系の事業所だと気づかれたくないところに気づかれると嫌だ〜とか考えてるのかな?」

なんてことまで僕は考えてしまいますが。

やましいことがありますか?ね?ないでしょ?

無いなら共同で作業受注しちゃいましょうよ。

やましいことがある場合は…このブログの他の記事で参考にできそうなところから改善してクリアにしましょう。

共同受注する上で気をつけること

さて共同受注する気にはなってきましたか?

「よ〜し、共同受注するぞ〜‼」という方、ここからが大事です。

うちの事業所で失敗したことややめておいてよかったことを3つほど紹介しておきます。

この3つに気をつけてまずは仲間を募りましょう。

1,誠実であるかどうか

さて、この記事を読んでいる方であればどんな人を仲間にしたいと思いますか?

僕らが経験して思ったのは「誠実であるかどうか」ということです。

嘘をついたり、逃げたりしないかどうかということ。

ここが1番大事な部分でなので、1番最初に上げました。

誠実でなければこれから先何をやってもうまくいきません。

誠実さの基準ってとても難しですよね。

実際に話したり、日々付き合ってみなければわからないものです。

ということでまずは付き合ってみることが必要になります。

それで「なんか違うな」と思ったら「さようなら」です。

「それっていいの?」と言われることもありますが、「違うな」と思う人とつるんでいても結局何も生まれません。

誠実さがなければ僕らが困るだけなら仕事なので良いですが、利用者に迷惑がかかります。

ここはバッサリいきましょう。

2,全ておんぶにだっこの方はさようなら

福祉業界の中には何でもかんでもおんぶにだっこの人も少なくないです。

これはわからない、これはできないなんて言う人もいます。

そんな人も「さようなら」です。

わからないなりに「教えて下さい」や「ここまではわかったんだけど‥」という形まで持っていくことは必要です。

それができていない、というよりはする気がない人は共同受注してもうまくいきません。

この人達もやめときましょう。

僕らが支援するのはあくまでも利用者や家族です。

そしてお互いに研鑽するのが仲間です。

時にはわからないことを教えることも必要ではあります。

しかし、ずっとそればかりではその事業所はパートナーではなく支援対象となります。

そういった事業所に支援は必要だとは思いますが、それは共同受注の場ですべきことではない。

研修などに参加して専門の人について学べはいいということ。

実際、共同受注を名目に何でもかんでも「やってよ」とくる人もいました。

が、僕は一切受け付けないことにしています。

言い方をかえれば努力・勤勉さが必要とでもいいましょうか。

共同受注でも学び、努力することは忘れてはなりません。

そして最初からそれをする気がない人とも付き合ってはなりません。

3,お互いの認識で一致するものを見いだせるか

これに関しては共同受注をしている時の判断の指針になります。

共同受注をはじめるととたんに作業が増え始めるんですよね。

というのは、共同でやると受注できる作業の幅が本当に広がります。

うちも昔は5つの作業ありそのうち実際に成り立っていたのは2つ、それが今では13の作業が稼働しています。

そして今も2つの作業が依頼として来て、現在稼働中の作業の規模拡大の依頼が来ています。

これだけ来ると作業を選ぶことになります。

その際に必要なのは判断の指針。

金額の高く能力を求められるもの、金額は安くても経験として必要なもの。

色々な作業が来ます。

それらを共同で受注するかどうかは、判断の指針であったり、受注スタンスだったりが必要になります。

そのためにも認識として1つの大きな柱は必要になります。

僕らの場合の柱は「利用者が外に出られる機会を確保する」ということです。

これがあることで判断をする際に的確な判断ができるようになります。

なのでここが一致しないところとは共同受注は控えています。

共同受注の仕方は色々ある

共同受注の注意点について色々と書いてきましたが、実際にはどのような受注の仕方を取るかによっても変わります。

例えば僕らの場合。

作業受注体を組織してそれに加盟してもらう。

その中で受注依頼が来たものに対して参加したい事業所がチームで取り組む。

作業ごとにそのチームは編成される。

こんな感じになっているので、案外そのチームごとに色々と大事にする方針は少しずつ変えています。

例えば「自分のペースを大事にする」だとか「力仕事ができない人でも参加できるようにする」とかですね。

ただ、大きな柱は先程も書いたように「利用者が外にでて作業できる機会を確保する」というところ。

参加する事業所はこれらの方針で合致した作業に参加していくというものです。

なので、組む事もあれば作業によっては組まないときもある。

そんな自由度の高い共同体を組織しています。

上で書いた注意点を応用すれば、色々な形での共同受注体を組織できていくことになります。

共同受注は作業に関してだけ恩恵があるわけではない

共同受注のメリットというと作業受注のしやすさにばかり目がいきがち。

ですが、実際はもっと違うメリットの方が多いです。

例えば障害種別が違う事業所同士が組むことで、色々な発見や学びがあります。

障害種別によって得意な作業に違いはありますし、支援の仕方も違います。

僕らの事業所はメンタルの疾患を持つ人が多いですが、発達障害の人たちがおおい事業所からは構造化の仕組みをスタッフが学んできたり、集中力の高さや緻密な作業の質の高さについて気づきを得ていました。

また、事業所の利用者どうしも交流していたり、他の事業所のスタッフとの交流もあります。

他にも同じ作業を受注している事業所へ通所先を変更する人もいますし、自分の事業所のスタッフでは思いつかない作業に関するアイディアを他のスタッフから利用者が得るということも出てきています。

むしろ共同受注をすると作業受注という面でよりも、それ以外の面での恩恵が非常に多いように思いますね。

案外お互いの事業所や利用者を知ることが大事だったり

共同受注を通して思うのは、一緒に作業をするからには組む事業所に来ているスタッフや利用者についての理解も必要ということ。

理解が進むと共同受注できるかどうかの判断もつきやすくなりますしね。

自分の事業所に通所している利用者について知ることは言うまでもありません。

が、他の事業所の人たちについても知ることが共同受注の成功の足がかりになりましたよ。

これには時間がかかりますが、共同受注を進めていけば自然と身についていくものです。

最初からできなくても少しずつ理解できていけば質も効率も、そして何より利用者の自信がアップしていきます。

さて、共同受注しますかね?

ということで今日の記事はここまでです。

どうでしょうか?

共同受注する気になりましたか?

それとも足踏みをまだ続けてみますか?

最初からすべてうまくわけでは無いです。微調整が必要。

ただ、共同受注は思ったよりも悪いものでは無いし、波に乗れば作業の確保も断然楽になります。

ちなみにうちの共同受注体には就労継続支援B型のみならず一部A型が入ったり、移行支援などの事業所も参加し始めています。

今後うちの事業所からそういった更に次のステップの事業所に移っていくのも悪くないなと内心思っています。

本人たちが望めばという話ですけれども。

同じ受注体で作業を共にしていた先の事業所にはステップアップもしやすくなるでしょうしね。

僕らの支援はただ単調に支援をすることが必要なときもありますが、変化を生み出す仕組みづくりも必要です。

この下手くそな記事ではありますが、この記事を読んでくれている人の参考に少しでもなればと思います。

それでは、また。