【就労継続支援B型事業所】ブログ運営を作業とすることの6つの理由(メリットを解説)

最近僕たちの事業所ではブログ運営の仕事に取り掛かっています。

事業所でのブログは準備段階ですが、個人のブログ歴は通算すると6年くらいあります。(文章力も収益もまだまだだけれども…。)

ブログ運営を経験して思ったことがあります。それは…

ブログ運営の作業自体は事業所で行うことができる作業であって且つ訓練にも利用者の将来にも役立つ作業である。

ということです。

なぜこのような記事を書こうと思ったかというと、他の事業所のスタッフから以下のような相談を受けることが多いからです。

  • 自分たちでできる作業を見つけたいけれどもできないでいる。
  • 期限が設定される作業だと利用者が休むと間に合わない。
  • 商品を作りたいと思うけれども賞味期限の問題や在庫を保管しておくスペースも無いので困っている。
  • そもそも働く能力自体が低くて作業を準備してもできない。

こんな相談を受けながらも僕の事業所ではブログ運営のための準備をせっせと進めていたのです。

それには6つの理由があるからです。

ブログ運営を作業に取り入れる6つの理由

理由は6つです。

  1. 自分たちで期限等をコントロールできる
  2. 収益化がきちんとできる
  3. ライティング、PC、プログラミングの能力を伸ばせる
  4. 将来の働き方を考えられる
  5. 在庫はいらない→ブログこそが在庫
  6. 失敗しても痛みが少なくて済む→低コスト

上記のとおりです。

障がいの特性やここの興味などにもよると思いますが、社会に出て働くならPCを使う仕事も1つくらいあった方がいいとも思いますし。

1、自分たちで期限等をコントロールできる

委託されている作業等は期限が決められていたり、質を求められたりすることも往々にしてあることだと思います。

ブログなら自分達の中で目標設定がしやすいですし、質が悪ければ収益は無し。

シビアな一面はありながらも、コントロール出来る要素が多いのは良い。

体調次第でやらないことも可能ですし、体調の良い時に書いておいて後からアップだけすることも可能ですよね。

2、収益化がきちんと出来る

作業としてやっても売れなければ意味がありませんし、作業訓練やレクリエーションと変わらない作業というのもあるのではないでしょうか。

一概にそれはダメとは言いませんが、利用者が一所懸命に頑張ったのに売れないとそれはそれで残念です。

ブログの場合は記事の質にもよりはしますが、広告などで収益化を図っていくことが可能ですので求められる質の種類が変わります。

創作は苦手でも良い部分を探すのが得意な人にとっては良い仕事になり得ます。

また、広告自体はアドセンスやASPで準備されているものを使うこととなるので広告としての質は誰がやっても同じです。

3、ライティング、PC、プログラミングの能力を伸ばせる

最近の若い利用者の中にはPCで将来仕事をしていきたいと考える人もいます。

僕達の事業所でも長年PCを使った仕事はないかと色々と取り組んできましたが、能力等の理由から難しい物も多く結局導入を諦めた作業もあります。

また、能力はあっても1人では難しい物もあります。

ブログ運営には「記事を書く」「PCを使う」「CSSを使う」など様々な工程が必要になることがあります。

そう言ったPCに関する能力を養っていくことができるのもブログのいいところです。また、色々な工程に分けることができることから作業工程の分解次第で参加できないと考えられていた人も作業に参加できるようになることもあります。

4、将来の働き方を考えられる

現在の障がい者に対する就労支援はどこかに所属して働くことが前提のように感じます。

ただ、働き方って色々あって個人で仕事をしていくことも現在ではしやすくなってきています。

障がいがあるからと言って1人で働けない人ばかりではないですし、むしろストレスを考えれば人と関わらない方がいいという人もいると思います。

そう言った選択肢に幅を持たせられる作業を提供していくことも必要です。

5、在庫はいらない→ブログこそが在庫

販売の作業のうち在庫の保管は非常に大きな問題になります。

スペースに余裕があればいいのですが小さな事業所も少なくないです。

PCの仕事のいいところは電子上の在庫となるため保管もしやすいですし、悪くなることもありませんよね。

一方でセキュリティの問題などはあるので適宜対応は必要になりますが、ひとつずつクリアしていけば大丈夫です。

6、失敗しても痛みが少なくて済む→低コスト

何よりも事業所としての必要なのは財政を圧迫しないことです。

新しい作業に費やすコストは少ないに越したことが無いですし、失敗しても気にせずに次の新しい作業候補へと移ることができます。

PCなどは最近では安く手に入りやすくなっていますし、ダメなら事業所で使っているPCのうちセキュリティや個人情報の取り扱いがないなどの条件を満たすPCを使うことで代用してしまいましょう。

ブログ運営のための基礎となるサービス(サーバー等)も全て合わせて年間1万円程度で準備は済みます。

また、ものを作る作業だと使わなくなった材料が残ったままになったりしますがPC作業はそう言ったものは心配いらないです。物と違ってブログの記事や設定のためのデータなんかの修正はバックアップをとっていればやり直しが簡単なのでので断然楽です。

作業能力がない場合は発想で補う

上であげてきた6つの理由をみると最初にあげたような僕が受けている相談の内容はほぼ充足されると思います。

ひとつだけ作業能力の問題については残りましたが、こちらも解決します。

あなたが想定していることが全てではない

作業能力というのは想定している作業内容とその工程についての能力を指して言っていると思います。

ただブログの場合は工程は自由、結果も自由です。

例えば手足が動かなくても物を話すことはできる人がいるとします。思考力もあります。知能的な問題もないとします。できないのはキーボードを使って打ち込むことだけ。それならば本人には音声入力で記事の下地を書いてもらってその後は誰かが修正をくわえることができれば立派な記事作成の作業になります。

同じように、例えば知的の障がいがある人ならどうでしょう。簡単な内容ならば理解できますが、難しい事は理解が難しく当然文章を作ることはできず、ましてやキーボードや音声入力でも記事を書くこともできません。ただ、実際に商品を使ってみてもらって障がいがある人から見た商品のレビューを口頭でスタッフに伝えたり、感じたことを普段自分が使うわかりやすい簡単な言葉で表現したりする事はできます。それを他の利用者やスタッフが記事に起こせば作業の一部を担うことができます。

作業や能力、工程などを再定義する

上で挙げたように考え方次第で作業は可能です。

ただ、「この利用者は作業能力がない」と話していた人たちのように人間は言葉の定義、イメージという枠にはまりやすい傾向があります。

作業はこういうものだ、工程はこうでなければいけないという考えがあっては上で挙げた例のような発想に行きつかないこともあります。

度々自分が使っている言葉とそれに対して自分がどのような定義をしているかを振り返ることが必要です。これを私は言葉の再定義と呼んでいます。

この作業は①から⑦までが利用者1人が行う作業だと定義していたものを、再定義しなおし柔軟に変えることができるか。これに尽きると思います。

ブログはそういったスタッフの思考を広げる上では良い作業と言えます。

そもそもスタッフ自体が想定できない作業でしょうから元々の定義自体が無いでしょうし、期限がないので時間を使って色々と利用者に合わせた対応ができるようになるでしょう。

こうしてみるとブログって利用者とスタッフが互いに学び成長していくことができる作業とも言えるなと僕は考えています。

ブログは自由な作業であり、自由な作業から発想が生まれ成長につながる

これまで書いたようにブログは時間をはじめとした条件が自由に決められれ、様々な訓練を行うことができる上に収益化も図れるという良い条件を合わせ持った作業です。

ブログ運営については賛否両論色々あると思いますが、最後にひとつだけ。

ブログは稼げないという話をしている人たちがいますがそういう人もいて当たり前だと思います。何に関しても反対の意見を持つ人はいるものなので。

ただ必要なのは自分で一度やってみてある程度長期に見ないと本当に稼げないかどうかなんて見えてこないということ。それに収益の部分以外は利用者の作業としてとてもいい要素をいっぱい持っているということ。

収益化できないという意見はあくまでも色々な意見の中での1つの意見であって、上であげてきた作業としてのメリットとなり得る要素は確定要素です。まさか自分で運営しているブログに勝手に誰かが納期を設定する事はないですよね。

僕は以前からのブログ経験も少しはある方ですし、その間ずっと放置してきた他のブログがどの程度の収益を生んでいるか見てきました。

それとともに僕は不確定なものよりも確定要素をしっかりと掴むべきだと思うので作業として導入すべきだと思います。

半信半疑で始めるのにはリスクも少なく、訓練になることも多くあると思うので一度やってみることをお薦めします。

具体的なやり方などを知りたい方は他の記事で取り上げるのでそちらを読んでみてくださいね。

それでは、また。

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