【納得できない給料では働かない】実際に起きたヘルパー不足の話

こんにちは、リュウです。

今日はふと思い出したことがあったのでそれを記事に書いてみようかと思います。

このブログでは福祉サービス事業所の収益をあげよう、安定した運営を目指そうという趣旨で記事を書いてきていますが、そんな福祉現場のお金にまつわるお話です。

僕は大学を卒業後10年ほどが経ちましたが、医療福祉現場でずっと働いてきました。

医療も福祉も提供するサービスに応じて報酬が入ってくるという仕組みではありますが、数年に一度ある報酬の改定では「今年も〇〇%のマイナス改定か…」なんて聞かされてきました。

そんな分野なので、当然経営をする人たちは人件費の見直しなどもしますね。

給料は上がらない、ボーナスは減るなんて話もザラにあります。

そんな中、僕の働く地域で起きたあることが一時期話題になっていました。

雇うヘルパーがいない

ある時、当時の法人の経営陣と話したときです。

たまたま、何かの縁で僕は入社2年目からグループホームの管理者になっていました。

僕自身は障害福祉部門だったのですが、介護部門の話が話題に上がったときのこと。

「人が足りないので人を雇おうにもヘルパーの求人に人が来ない」

そんな話をされました。

当時はリーマンショックが起きて数年のころ。

いくら地方の町ではあれども、不景気の波は来ている。

当然就職に関しても厳しい状況でありながら、何故か人は来ない。

そんな状況がありました。

当時の法人は

この時僕が在籍していた法人は地域の中でも経営基盤が強く、医療福祉分野でのネームバリューもありました。

地域で有名な法人は他にいくつかありましたが、その中でも給与や福利厚生面で強いと評判。

他の法人からは嫌味のように「君のところは給料高いんでしょ?」なんて言われることもしばしば。

そんな法人ではありましたが、人が来ない。

当時の経営陣は非常に頭を悩ませていると言った感じでした。

地域では目で見てわかる変化が…

そんな中で色々と法人側では分析してみたところあることが原因であると結論づけました。

「住宅型有料老人ホームが地域に急速に広がったことによる処遇・待遇基準の変化」

当時、僕たちの住む地域ではすごい勢いで住宅型有料老人ホームの数が増えました。

他の地域ではどうなのかはわかりませんが、僕たちの地域ではホントいっきに増えたんですね。

それに合わせて必要となるヘルパーも増大したと。

人材の大量流出とその後の求人募集への無反応

受け入れ口が増えたことで人材はその時期に大きく動きました。

人が足りないと言うのは人材の大量流出が当時あったんですね。

そしてその後の求人募集に対して誰もこないという現象も。

当時の法人は地域内では比較的給料は良かったかもしれない。

それでも、あとから地域に参入したところはそれ以上の待遇を提示してきました。

給料は高く、数カ所しかないカテゴリー内での配置で配置転換の負担も少ないという内容。

それによって地域の古くからある法人よりも新しく出来た事業所に大きく人が流れたという形でした。

また、業務外での活動が少ないなどの部分も相まって急速な人材流出が進みました。

僕のいた法人、勉強会や交流会なども多く業務外の活動も案外ありましたからね。

結果として

その後、僕のいた法人では処遇の改善等を行い少しは人材が戻ったようではありますが、未だに数年に一度の頻度で人材の流出は続いている様子。

最近では法人をやめて他の法人に移るだけでなく、転職先の法人や事業所で経営を任されたり自分で法人を設立する人まで出てきたという話を聞きます。

そんな僕も転職先の法人を継業して経営をしている状況ですが、給料だけでなくやはり仕事の内容や法人システムなどにも力を入れていかないと医療福祉の分野はキツくなってくるなといった印象をもっています。

このブログの別記事でも書いているような業務の効率化や簡易化だけでなく、人の配置なんかも十分に見ていく必要があるのだなともこの件で学ばせてもらいました。

堀江貴文さんのいうことも「なるほどな」と

この件を振り返る際に思い出すのが、堀江貴文さんの言葉なんですが…

以前、堀江貴文さんが「安い給料が嫌ならみんなそんなところで働かなければいいじゃない?」というニュアンスの発言をして話題に上がっていたのをみたことがあります。

ブログかTwitterだったような…書籍かな?



その発言を1人ひとりの感情としてとらえると「そんなことできない」とか「それができないから続いているんだ」という発言も実際に働いている方からしたらあってもおかしいことでは無いなと。

実際僕も以前まではそう思っていました。

ただ、僕の地域ではそれを意図したわけではないが結果として実際に起きたんですよね。

そして、法人は体制を変えざるを得なかった。

すべての面で堀江さんの発言は正しいとは言えないかもしれない。

でも、考え方はいたって合理的で自分が望まない条件では動かないということも時には有効なんだろうなと。

そしてもう1つは、今回の記事の内容に関してはあくまでも結果としてそうなったということで、これを意図的に起こすことができるかどうかと言うと現状では話は別かとも思います。

個人のちからでは難しいことでしょうし。

同じ意図を持って動く人が多くなれば話は別ですが、現在ではまだ僕の住む地域では少ないなと思います。

実際、僕も時々相手のことを思って「いやならやめれば?」というアドバイスをしても実行できる人は少ないですからね。

どんなかたちであれ、医療福祉の業界を含めて働く人が納得できる働きができるようになればなと思いますし、自分もそうしていけるようにしたいです。

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