精神障がいの分野で10年【相談員】支援をする上で必要な視点

こんにちは、リュウです。

 

今日は精神障がいの分野で10年働いて学んだ、支援上で最も大切な視点について書いていきます。

 

当たり前といえば当たり前、けれども忙しい毎日の中では見失ってしまうこともある大事な視点です。

 

現在実習生の方やワーカーとしての仕事を始めたばかりの人たちにも大切にしてほしい視点なので参考にしてください。

 

それでは以下から解説です。

 

支援をする上で必要な視点

 

 

今回も先に言いたいことからです。いつも言いたいことから言ってすみませんね。笑

 

「彼らはぼくらとおなじ人である」

 

当たり前過ぎましたか?当たり前がいちばん大事なんですよ?笑

 

「言わずもがな」彼らは人であるということ

 

精神障害者なんて聞くとどんな印象を受けるでしょう?

 

患者、利用者、支援対象者だなんて言葉が出てくることもありますが、そもそもは僕らと同じく人。

 

障がい者という文字通り人というベースに障がいという要素が乗っかっているだけのことなんですよね。

 

こんな話をすると誤解されてまた障がいを軽視していると言われそうですが、ホント特別な存在ではないですよ。

 

むしろ障がいの有無関係なく人は1人ひとり特別な存在。

 

それに障がいという要素でバイアスをかけるなら彼らはめちゃくちゃ特別な存在ですか?

 

…んなこと、ないですよね。笑 

 

みんな同じく人です。

 

精神障害、疾患にスポットが当たるのは何故か

 

では、なぜ精神障害や疾患に特別なスポットを当てがちになるかということです。

 

それは個人を構成する要素のひとつでしかないのに、他の要素に比べて物事の決定や行動に対して与える影響が大きいからです。

 

例えばうつの症状によって自殺を考えたり、幻聴に左右されて他人との関係を悪化させたりすることはその一例です。

 

他者にとって大きな問題であればあるほど、障がいはスポットをあてられることになります。

 

大事なのは障がいという側面ではなく、個としての彼らなのですが。

 

個の人間としての彼らへの支援

 

 

さて、僕らと同じく人ですよという話はしましたが、それではこれからどうしたら良いか。

 

そこを考えていく上で必要なのが、個人として(1人の人として)の彼らについてよく知ることなんですね。

 

人として見るということ

 

よく見ていくと言っても「何」を見ていったら良いのかさっぱりという人もいますよね。

 

これは大事なポイントとなりますよね。

 

ということで大事なポイントをいいますよ…

 

全部

 

ナメてるのかと言われそうですが。(笑)

 

全て大事な情報なんですよね。

 

ここまでも書いたように障がいはあくまでその人を構成する一要素で、まだまだ色々あります。

 

障がいがどのように影響しているかを見ていく必要はありますが、それだけではありません。

 

例えば本人の性格、行動パターン、生活歴やモノの言い方伝え方等、あらゆるものを見ていきます。

 

それは人として彼らを構成する要素1つひとつです。すべてを合わせて個性ですね。

 

なぜ1つひとつ見ていく必要があるのか

 

これら構成要素は実は彼らが持つとされている(診断された)障がいや疾患よりも社会生活の障がいとなっていることがあります。

 

確かに精神障害は生活上の障がいとなり得る場合もありますが、案外その人の性格的な部分や言葉の発し方に問題があって問題となっていることもあるのです。

 

つまり、障がいではなく性格の問題だったり、単に口の悪いことが問題の要になっており、それをすべて「障がい者だから…」で終わらせてきたことが原因です。

 

これはあくまでも僕の肌感なのですが、確かに精神症状による問題を持つ人もいますが、たいていは性格的なもの、コントロール可能な粗暴性、コミュ障なことが理由となっていることが大半だなと感じます。

 

それもまた、この分野では「発達が…」などと言われたりもしますが、案外そういった専門的な部分だけでなく彼らの感情や思考等が大きく関わっていることもあるため「〇〇障がい」という考えから一度引いた位置で見てみることも必要です。

 

特に大事なのは人としての思考や感情という部分

 

 

様々な要素が社会生活上の問題となり得ると言う話はしましたが、特に大事なのが2つ。

 

それは、彼らの思考と感情です。これは絶対に必要。

 

彼らは精神障害を持つかもしれませんが、あくまでも人間です。

 

好きなもの嫌いなものはあるし、やりたい・やりたくないなんてこともちゃんとあります。

 

実は僕が特にこの2つを上げたのにはちゃんとわけがあるんですよ?

 

彼らのこれまでの生活歴を見ながらチェックしてみよう

 

なぜ彼らの人としての思考や感情が大事なのか。

 

それは生活歴から見て取ることが出来ます。

 

例えば生活歴内でどのへんから体調が優れなくなってきたかやどんな事があって影響を受けたかを知ることが出来ますが、その時の本人の感情はどうだったのでしょう?

 

また、どんなことを考えたのでしょうか?

 

精神疾患はよく知られているように急に発症するものだけでなく、ストレス等による心身のダメージから始まるものもあります。

 

しかしながら、僕たち人間は人生の中で色々なライフイベントを経験しますが、すべての人が精神疾患を持つわけではありません。

 

これは1人ひとり違う人であって物事への思考・感情が違ったり、それをとらえる深度が違うためと考えられます。

 

当然ストレス脆弱性なるものは存在するのでそういった原因も考えられます。

 

しかし、脆弱性によるのであればどういった考え方、感情がもととなって彼らは苦しんだのでしょうか。

 

それがこれからの支援の鍵となることは想像するに簡単でしょう。

 

支援の場でもはっきりと見て取れる傾向

 

ただ単に記録だけではありません。

 

日常的な関わりの中でも彼らの思考、感情は見て取れるでしょう。

 

また、それを実際に話して確認することだって出来ます。

 

彼らが何を考え、何を思うのか。

 

そしてそれは社会通念上と照らし合わせた上でまかり通ることなのか、通らない場合はどうするといいのか。

 

そういったことを支援していくのが彼らの今後の心身の健康を守る上で必要となってくるのです。

 

今後の支援とつなげていくには

 

 

ここまで支援の上で一番必要な視点である「彼らもひとである」ということについて書いてきました。

 

あくまでも「人である」ということは大事なのですが、それをベースとして個としての彼らを知ることの大切さを書いてきました。

 

1人ひとりどんな人なのかを見ていくことで、実際には障がいの有無関係なくない?という人だって出てくるでしょう。

 

特に思考や感情の中では普段言い表すことのない本人の素の部分が出てくることもあるので、そういったところは大事にしたほうがうまくいきます。

 

今回は視点という少し精神論的なところを書きましたが、次からは実際の支援方法等を書いていければと思います。

 

それでは、また。

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