【どんなところか確認】就労継続支援B型は就労訓練と日中活動の場

僕らの事業所でも新規利用のために見学や体験などを普段から受け入れていますが、そんな時に感じるのは僕たちのような就労継続支援B型という事業の内容をよく理解してもらえていないなということです。

 

具体的にはこんな質問を受けるからなのですが…

日中活動の場って言われているけど、どんなことをするの?就労支援って何?サービスの名前に就労って書いてあるけれども仕事は?給料って出るの?

 

このブログも就労継続支援B型の事業内容について書いたことが無かったですね。

 

ということで、今回は就労継続支援B型ってどんなところかについて書いていきます。

 

就労訓練と日中活動の場

就労継続支援B型では就労訓練を行うことと日中活動の場の提供が主なサービス内容です。そのため、通所する人からすると「仕事をするための訓練をしたり作業をしたりするところ」ということになります。

 

就労訓練は仕事ができるようになるための訓練

訓練は就労できるようになるためのものです。それぞれの能力や希望を聞きながら、他のA型や就労移行などのサービスや就職へのステップアップのためや、B型で長く働いていけるようになるための訓練を行います。

 

日中活動の場を提供して生活改善をはかる

日中活動の場の提供は主に生活改善を目的としています。通所することで生活のリズムを形作ってもらったり、人と接するなどの刺激のある生活にしていきます。また作業をすることで日中の時間をうまく使えるようになってもらうなどの意味もあります。

 

就労支援として具体的にやること

「就労」という名がついているように、訓練・日中活動のいずれでも「就労」に関わることをしていくことになります。仕事や人間関係に関して学んだり、実際に作業などを通して練習したりするわけです。

 

実際にうちの事業所でしている訓練は以下のようなもの。

  • 作業をするための工程について教えて実際に作業してもらう
  • うまくいかない工程を工夫したり使う道具の改善を行う
  • 通所者間で関係がうまくいかない時にどのように接すればいいか一緒に検討する
  • グループで作業する際にどのように協力していくかを全体で話し合う

 

ちなみに僕たちの事業所では基本的に通所者とともに作業は行いません。あくまでも僕たちの事業所ではスタッフは支援をするので、作業をするのは通所する本人です。事業所によってはスタッフも一緒に作業するところもありますので、そこらへんは事業所によります。

 

また、A型や一般企業などでの仕事が難しい人たちには収入を得る機会の提供も支援のひとつ。収入が目的の場合はよりもらえるお金が多い作業へとレベルアップしていく必要があるのでそういった際にも訓練を受けてもらいます。

 

デイサービスと違うところ

同じように日中活動の場を提供するサービスには「生活介護」(俗に、デイサービス)があります。デイサービスはレクなどもありますが、就労継続支援B型の場合はあくまでも作業など「就労」に関わることがメインとなります。もちろん外出レクなどを行うこともありますが行う頻度などが違います。事業所によっても頻度は違いますけどね。

 

デイケアと違うところ

精神科デイケアも日中活動の場の提供がサービスの中心です。しかし、精神科デイケアの場合は医療サービスとしての提供となるため、健康維持が第1目標。毎日通所して生活リズムを整えたり必要な支援を受けることで地域での生活が継続できるようにするためのもの。就労の一歩手前のスッテプとも言えます。

 

仕事は「作業」と呼ばれ色々な種類がある

就労継続支援B型では仕事のことを「作業」と呼ぶことが多いです。そして作業は事業所によって色々な種類の作業があります。

 

特に行っている作業は以下のような種類に分かれます。

  1. 内職作業
  2. 自社製品を作るする創作作業
  3. 施設外での就労

 

内職作業は一般企業から依頼されて事業所内で行う作業が多いです。例えばお菓子の箱の組み立てや機関誌などの代理送付作業などといった作業がよく見られます。また自社製品ではパンやクッキーなどの食品、木工細工などを作るなどが例として上がります。

 

施設外での就労は比較的高単価になりやすく、他の施設(高齢者施設や病院など)の清掃作業や農作業などがあります。

 

行っている作業はその事業所ごとに違うので見学などの際に確認しておくと良いでしょうね。また、施設内での作業であってもパソコンを使った作業などであればもらえる金額が高いこともあるのでそういった作業があるかどうかも利用するかどうかの判断の基準になったりします。

 

給料は「工賃」と呼ばれ各々に払い出される

いちばん大事なのが給料ですよね。お金はみんなが関心のあるところです。ちなみに就労継続支援B型で払い出される給料は「工賃」と呼ばれます。

 

工賃はその事業所によって様々で、高いところもあれば低いところもあります。年々、日本国内の平均工賃額は上がってきていますが一般のお仕事に比べれば低めです。

毎年、全国の就労継続支援B型が通所者に支払った工賃の平均額が厚生労働省により発表されています。最新は2018年度のものまで発表がされています。それによると就労継続支援B型で支払われている工賃の平均工賃月額の全国平均は16,118円とのことでした。

 

もちろん事業所によってはそれ以上の金額を支払っているところもありますし、必要時応じて昼食代などをそこから差し引いている事業所もあるんであくまでも目安だと思ってください。

あくまでも「維持向上」が目的

ということで今回は就労継続支援B型ってどんなところか書いてきました。色々と書いては来たものの、要は生活と就労・健康の「維持向上」をはかることを目的としているんですよね。

 

そして就労継続支援B型という名だけあって行うことは「就労」に関わることがメインとなることは意識できたでしょうかね?つまりは「就労」、「作業」などはあるということなので、そういったことを望まない場合は違うサービスを使ったほうが良いということになります。

 

作業内容や工賃額に関しては事業所によりますし、関わっているスタッフも当然その事業所ごとに違います。

 

通所を考えている人はこの記事を参考に見学や体験をしてみることをオススメしますし、事業として立ち上げようと考えている方はこういった役割を果たすところだと認識してもらえるようになれば幸いです。