【就労継続B型】事業所の作業創出時にはストック性を見よう

こんにちは、リュウです。

普段は就労継続支援B型とNPO法人の運営をしています。

就労継続支援B型の事業所で働く人なら一度は悩むのが作業をどのように創出したら良いかという問題。色々と考えているうちにわけがわからない状態になるもんです。

ただ、今後作業を考えていくには一定の収益は必要になるわけで、現在の就労継続支援B型の制度設計自体がそんな感じなので、ある程度ポイントを抑えておきたいところ。

ということで、今回は作業創出に悩む事業所のスタッフの方に対して、ポイントを1つ書いていきたいと思います。

作業にはストック性のあるものを入れよう

作業創出の際にはストック性があるかどうかというのが大事なポイントです。

ストック性がある作業とは1つの作業で継続して収益が入ってくるというもの。

最近だとストック性(ストック型)という考え方は新型コロナウィルス感染症により副業も考えられるようになったことから、障がいの有無に関わらず意識している人は増えたように思いますね。

ストック性の必要性とは

ストック性の必要性については、普段事業所の様子を見て感じるかなと思います。

障害があることを考えれば…

障がいの種別や特性、個人差にもよりますが、毎日同じ時間数作業するのって案外大変なものです。障がいの有無関係なく、毎日働くのって案外大変なことだと僕は思いますが…。

障がいがある場合、通院や体調の変化・障がいの重度化なんかも関係してくるので、なおさら大変です。

ということで、そもそも毎日働かなくても工賃が入ってくるような仕組みは大事になってきますよね。

事業収益を求められている

現在の制度設計上では事業所の平均工賃月額によって収益のメインを占める障害福祉サービス費の単価が変化します。

(令和3年度からは一部報酬体型の分岐化によって例外もありますが…。)

そのため事業所としても工賃額の向上は必要とされるんですよね。

事業所としても利用者の生活を考えれば工賃は高いにこしたことはないですし。

皆さんご存知の通り、工賃は作業によって得られた収益から支払う事となっていますよね。しかし、作業するにも限界があることは先程も書いたとおり。

であれば、事業収益を上げる方法は限られているので、ストック型の作業を検討していくのが現実的なんですよね。

事業所卒業後の生活を考えてみよう

利用者、事業所という面で上では書いていますが、利用者が事業所の利用を終了したあとの生活を考えたことがありますか?

いつまでも事業所を利用してくれるのはありがたいことではありますが、一方で就労訓練の場なので卒業していく人がいることも喜ぶべきこと。

ただ、普段の事業所での生活を見てみると一般就労に言ったあとの生活はイメージは出来るのではないでしょうか?

時に体調を崩し働けない時期も出てくることは想定出来るんではないかと。

また、障がい以外にも僕ら人間は老化もします。ということは、今後の生活上必要なお金を自分が稼ぐだけでなく、自分の提供する何かしらのもので収入を得ていって貰う必要も出てくるのは言うまでもありません。

ストック性のある作業

さて、そんなこんなで今後は入れていったほうが良いであろうストック性のある作業。

では、どんな作業があるのかと言うと…。

ストック性のある作業ってなんだろう?

ストック性のある作業とは先程から何度か書いているように、一度の作業成果が継続的に収益を生んでくれる作業のことですね。

たとえば、ブログやYou Tubeの動画作成、プログラミングによるサービス作成とかがあります。

最近だと新型コロナウィルスによる自宅時間の増加によって色々とYou Tubeやネットでも紹介されているんですね。

そんなに紹介されていると今更感を感じますが、実際はやらない人が多いか始めてもすぐにやめてしまう人が多いのでそんなことはないんですよね。

知っていっても行動しない人が多いんですよね。

1つの作業をすることで収益を継続して得られるのがメリット

今の事業所での作業を考えてみましょう。どんな作業をしていますかね?

1回の作業で1回の工賃が入ってくる仕組みの作業はどの程度ありますか?

案外そういった作業って事業所の作業の大半を締めているんですよね。

ちなみに、商品を作るだけだとストック性があるとは言えないんですよね。

パンを作っても売れたらまた作らないとダメですからね。

それぞれで行う作業とは

それぞれでどんな作業をするかと言うと、ブログだと商品レビューやサービスレビュー記事を作る。

You Tubeだとゲーム配信など楽しみながら行ってみる。

障害特性として合えばプログラムを組んでサービスを作ることも可能かなと。

いずれも時間はかかるものの、一回の作業で今後の継続的な収益を生んでくれるものになりますよね。

ストック性のある作業とは作ったものが継続的に商品として取り扱えるものである必要がありますので、いくつも複製が可能であるとか、1つの物を置いておき同時に複数人が使えると言った仕組みにしておく必要があるわけですよね。

すべてをストック性のある作業に変更する必要はない

ストック性のある作業は最初のうちはうまくいかないです。うちもまだまだといったところ。

ちなみにうちの事業所で始めたブログはアクセスを稼ぐのに苦戦中なので、絶賛試行錯誤中です(笑)

こうしたストック性のある作業って波に乗るまでは時間がかかるもんです。

そのため、今までの作業と並行して行っていくのが賢い方法。

すべてをストック性のある作業にできれば通所する利用者は余裕を持って生活できるとは思いますが、最初からすべてストック性のある作業だけにすると苦しい状況が続くことになるので注意しましょう。

作業能力の問題

ストック性のある作業って、見てみると今風の作業種類ですよね。

ネットなどを使うので少しばかりハードルが高いようにも感じるでしょう。

作業能力の心配はあるもの

新しい作業を始めるときってだいたい出てくるのが作業能力の問題でできないという話。

確かに難しい作業ってあるもので、就労訓練だけでどうにかなるものではありません。

そんな時に必要となるのが新しい技術を利用すること。

うちの事業所だと年配の利用者がブログ記事を作るのに音声入力を導入しています。もちろんご入力もあるので修正が必要ではあります。

が、1人の利用者で難しくても複数人なら出来ることもあるわけです。

音声入力はネタのある人、音声入力で難しいところはネタがないけどPC使える人が行えば作業としては成り立ちますよね。

そもそもスタッフの能力に左右される

利用者の作業能力が問題であると言いつつも、実はスタッフがやりたくないというだけのことも。

案外作業創出ってスタッフの能力・意欲で変わります。

利用者がどうかよりも、スタッフ自体ができないから作業にはしないということもあります。

が、それっておかしいかなと。別にスタッフ本人がITを使う必要はないですよね?

必要なら出来る人を外からつれてくれば良いんだし、スタッフが勉強してやることもできなくはない。

スタッフはサービスは提供するためにいるのだから、自分ができないからやらないというのはおかしいかなと個人的には思いますよ。

外部からの支援を受けることもあり

上でも書きましたが、別にスタッフがすべてやらなければ行けないわけではありません。

うちの事業所の場合はPhotoshop等の利用をしたいので、講師を招いて月2回位で研修をしています。

外注や研修って一般企業だけでなく、僕らのような事業所でも実施しても良いんですよね。

案外利用者からしたら、専門の講師に学んでいるという意味で案外他では経験できないことを訓練として受けられるので良いもんですよ。

外から人が入ってこれるというのは健全な運営をしている証にもなりますし、講師から利用者の能力を測定してもらったり、新しい作業の紹介があったりするのでとても有益。

むしろ僕としてはスタッフが担当しないことで良いことも多くあったなと思っています。

障がい特性を考えればむしろストック性は欠かせない

ということで、今回の記事はここまでなのですが…。

どう考えてみてもストック性は必要ですよね?ストック性の作業って障がいがあって働けない日もある人にとっては工賃保障の一環にもなりますし、工賃を上げていくには現実的な方法でもありますから。

先にも書いたようにそうした彼らにとっても有益な方法であるのにそれをスタッフの都合で止めるというのは僕としてはいただけないなとも思います。スタッフも不安なんでしょうが。

先日書いた記事にもあるように、人は経験のないことに不安を覚えます。

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なのであれば、スタッフが副業でやってみるのもありかなと。

福祉施設の給料は少しずつ向上してきていますが、実際にはまだまだ。副業として収入があればスタッフとしても生活は安定しますし。

であれば、スタッフが副業としてやってみる→利用者の作業として導入といった形が導入しては良い形になると思います。

言ってみればスタッフが事業所でやっている仕事もストック性はないですからね。

まずは何でも良いのでコストが少なくて済むものをお試しあれ。

それでは、また。