【工賃のきほん】B型で工賃額が決まる仕組みを知ることはとても大切

・工賃ってどうやって決めるの?
・どうやって決めればいいかわからない
・支払基準を考えたい

B型の工賃はスタッフも利用者も気になるポイントですね。

上にあるような疑問を持たれている方は工賃額がどのように決まるか知っていますか?

知らないという人のために今回は、

工賃額が決まるまでの仕組み

について書いていきます。

※ちなみに厚生労働省が出している最近の平均工賃額のデータはコチラ

工賃額が決まる仕組み

工賃額は以下のように、

収益が入ってくる
経費を引く
工賃の支払基準に基づき計算

という仕組みで決まります。

工賃の財源

工賃の財源は作業による収益です。

作業をしたり、作ったものを販売して得たお金のことです。

作業による収益が入ってくることで工賃は払えます。

財源について明確にしておくことは大切なことです。

詳しくは「【就労継続支援B型】健全な運営のためにまずは事業収益の構造について知ろう」を参考に。

経費を引く

得た収益から経費を差し引きます。

作業経費は、利用者の工賃を生み出すためのお金です。

事業所の財源は厳密にいえば元は税金です。

よって、一時的に経費を補うことがあっても後から経費をきちんと相殺しましょう。

※こうしたこともあり、作業受注・創出する時はコスト管理は大事です。

支払基準に基づき計算

事業所の支払基準に基づいて計算して工賃額がでます。

各所で基準は違います。

例としては、

作業による収益 - 経費 = 工賃で払い出せるお金
工賃で払い出せるお金 ÷ 作業時間(利用者全員の作業時間) = 時間単価
時間単価 × 各利用者の作業時間 = 利用者ごとの工賃

といったように計算して出すカンジです。

※あくまでも、一例ですので事業所によって計算式は違います。

まとめ

今回は工賃額が決まるまでの仕組みについて見てきました。

もう一度確認すると、

収益が入ってくる
経費を引く
工賃の支払基準に基づき計算

でしたね。

この仕組みは1番の基本になります。

新規でB型を始める際、基準を見直すときなどに参考にしてください。