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【就労継続支援B型】目標工賃達成指導員について解説します(大枠解説)

こんにちは、リュウです。

 

今回は他の事業所のスタッフさんからよく聞かれる質問からです。

目標工賃達成指導員ってどんなことをすればいいの?

何か専門的なスキルを持った人を雇わなければいけないの?

工賃アップということは営業とか必要なの?

配置すると何か意味あるのかな?

このような質問を受けることがとても多いです。

 

そしてこれらの質問とともに聞かれるのが…

 

目標工賃達成指導員って配置したほうが良いと思いますか?

といった質問です。

 

これは法人や事業所で考えることなので僕としてはなんとも言えませんが、先の4つのような疑問があっては判断もできませんよね。

 

なので今回はこの質問に対しての解説を書いていきたいと思います。

 

↓ちなみに目標工賃達成指導員について確認するのにオススメな書籍はコレ↓

 

目標工賃達成指導員の大枠を解説‼…の前に

大枠解説の前に、先の目標工賃達成指導員の配置に関する質問への回答。

 

実際に目標工賃達成指導員を配置してみての僕なりの結論は…

 

目標工賃達成指導員って配置したほうが良いと思いますか?
目標工賃達成指導員は配置したほうが良い

という結論に達しました。

 

その理由は以下からの大枠解説の中で説明していきますね。

 

※ちなみに目標工賃達成指導員と多職種との兼務については以下の記事へ。

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以下より、解説です。

 

目標工賃達成指導員ってなに?

目標設定した工賃額を達成するための取り組みをする専門スタッフです。

工賃アップのための業務をメインに色々な業務をこなすことになります。

 

実際にどんな仕事をするの?

工賃アップの方法は色々とありますよね。どのように工賃アップを図っていくかは事業所によっても違います。

 

なので目標工賃達成指導員とはいっても事業所によって業務の種類は様々。

 

例えば…

  • 現在受注している作業の単価を上げてもらうために交渉をする
  • 新しい作業を受注できるように営業をかける
  • 作業能力アップの支援を行ってより高単価の作業受注を目指す
  • 作業工程を見直すなど作業効率が上がるように改善をはかる

これら以外にも工賃額アップのために必要な取り組みを色々とすることになります。

 

逆にやってはいけない仕事はどんなの?

これは僕も最初イメージできなかったので実際に市役所に問い合わせてみました。

 

担当者の話をまとめるとこんなカンジ。

生活支援員や職業指導員の人件費は基本単価から捻出

目標工賃達成指導員はそれとは別に加算算定

その名の通り工賃額アップのための専門スタッフとして働く

こういった説明でした。

 

「加算の算定など考えれば当然か」と思いました。

 

↓基本単価や加算について学びたい人にオススメの書籍↓

 

つまり業務を行う時に「工賃アップのために…」という説明がきっちりできるかと言うのが大事とのこと。

 

例えば作業に関しての支援は…

日中の支援をもとに考えてみるとイメージしやすいですね。

 

職業指導員と目標工賃達成指導員がいます。

 

2人は同じ作業にスタッフとして介入します。

 

この時、

職業指導員:作業できるよう基本的な作業内容・工程などについての支援を行う

目標工賃達成指導員:作業の質や作業効率が上がるような支援を行う

このように同じ作業に介入する際にもそれぞれの役割を持って携わることになるということですね。

 

特別な人材を配置する必要はあります?

目標工賃達成指導員には特別な資格などは必要ないとのことでした。

 

ただ、前述したとおり工賃アップのために必要な業務をこなすことが求められますね。

 

そのため、人によっては得意・不得意は分かれる業務内容もあります。

 

目標工賃達成指導員として必要とされるのは…

必要とされる能力も様々です。

 

事業所の工賃アップのための取り組み方針によって変わってきますからね。

 

例えばこんな能力が想定されます。

  • 単価アップのための交渉力
  • 新しい作業受注のための営業力
  • 作業と利用者の作業能力とのマッチング力
  • 全体のニーズ把握力

これらについてもかんたんに見ておきましょうか。

 

それぞれの能力について確認

ここからは事業所の工賃アップのための取り組みによりますね。

 

例で上げた能力が全てではないのであくまでも参考程度で。

 

単価アップのための交渉力

現在している作業は単価がいくら位でしょうか。

その単価が上がれば当然工賃アップのための足がかりになります。

外部からの受注であれば委託してくれている会社との交渉が必要になりますね。

また、自前で商品を作っている場合には材料費などコストを改善することで単価アップも。

交渉することで改善されることもあるため交渉力のある人ならばこの方法を考えても良いかもしれませんね。

 

新しい作業受注のための営業力

作業自体が無い‼

そんな時には新しい作業を増やすことも考える必要も。

営業力がある場合は新しい作業を受注するのも手ですよね。

営業をかけて作業数を増やすことで工賃アップを目指すことができますからね。

逆に営業はちょっとという人は事業所で作業を創出する方向で考えても良いかもしれませんね。

 

作業と利用者の作業能力とのマッチング力

作業を受注しても作業を行えないと意味はありませんね。

ということで利用者の能力と作業内容がマッチしているかは大事です。

日頃から利用者の能力把握は必要で、それをどのように活かせるかという視点が必要。

また、就労訓練施設ですので当然作業能力が向上することも。

向上した能力を把握したり必要があれば能力向上を促す必要も出てきますね。

 

全体のニーズ把握力

ここでの全体というのは主に作業受注の関連機関のことです。

もっと簡単に言うと事業所や一般企業などですね。

事業所のニーズは日頃から把握していると思います。

が、大事なのは一般企業のニーズも同じ。

企業側は大事な商品やサービスの一部を委託で任せることになります。

事業所のニーズだけ通そうとしても作業受注は難しくなりますね。

逆に企業側のニーズだけ通して受注してもいずれは無理がたたります。

全体のニーズを把握してちょうどよいところで交渉を成立させるのは大事です。

 

その他に必要なのは…

上記で書いてきたような能力は一部です。

工賃アップのためにできることは他にも色々とあります。

例えば自社製品を作るのであれば、プロデュース力などもあれば良いかと。

ただ、何よりも必要なのは「自覚」です。

目標工賃達成指導員として自覚がなければ能力をうまく活かせません。

他職種と一緒に働くとついつい自分の役割を見失いがちですからね。

 

目標工賃達成指導員を実際に配置してみた

僕らの事業所では2019年度から目標工賃達成指導員を配置しました。

 

配置に当たり新規採用を募集。

 

採用したのは福祉現場の経験はなく、一般企業からの方です。

 

そして営業経験者。

 

なぜ福祉未経験者を採用したの?

福祉未経験者を採用したのは前述したような能力を福祉現場で育成するのが難しいと考えたからです。

僕らのもとで営業経験を積ませるよりも、福祉について教えるほうが現実的だからです。

自分たちが教えられないことを知っている人を採用。

自分たちが教えられることを教える。

この方法で僕たちは自分たちは自分たちでは提供できないサービスを提供してくれる人材を配置できました。

 

配置して変わったことは?

さて、そんな新人さんを目標工賃達成指導員として実際に配置してみて変わったことは何か。

 

  • スタッフが増えたので見守り体制が強化された
  • 相談できるので利用者も安心
  • 作業ができる→質の良い作業ができる
  • 作業能力向上が促進された
  • 一般企業のニーズを意識するようになった
  • 窓口が一本化されて外部からの作業相談が増えた
  • 他事業所との協力体制が強化された

書き出してみると案外メリットが多かったなと改めて実感します。

 

これに加えて、おかげさまで平均工賃額も1年で1,700円ほど上がりました。

 

まだまだ上がる余地のある金額かもしれませんが、変化はちゃんとありましたね。

 

やっぱり目標工賃達成指導員は配置したほうが良い

ということで、今回は目標工賃達成指導員について色々と書いてきました。

 

記事全体を通して目標工賃達成指導員について大枠は知ってもらえたかと思います。

 

冒頭でも書いたように、やはり目標工賃達成指導員は配置したほうが良いです。

 

工賃アップのためだけでなく人員が増えるのは事業所としては体制強化につながりますしね。

 

工賃アップを目指すなら配置する人材も考えよう

また、工賃アップのためにはそれ相応の人材を配置することも大事だなと。

 

工賃アップは利用者の生活の幅を広げてくれます。

 

また、事業所としても収益アップも見込めるようになりますしね。

 

これまで僕らも色々な方法で工賃アップを目指してきました。

 

が、なかなか上がらなかったんですね。

 

なので今回1,700円アップにつながったのは、やはり専門スタッフがいてくれたからだと思います。

 

営業職を採用しようとまでは言いません。

 

工賃向上の方針や配置する人材をしっかりと考えるなどして工賃アップにつなげていきましょう。

 

※配置する場合の目標工賃達成指導員との兼務については以下の記事を参考にしてください。

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※兼務については基本単価と加算について知っておくと理解しやすいです。

基本単価と加算を確認するのにオススメ書籍