どうもこんにちは、リュウです。
今回は報酬請求と国保連の関係についての記事です。
事業所でサービスを提供した際に請求できるのが報酬です。
報酬を請求するのは国保連なのですが、報酬自体は自治体からの支払いになります。
報酬請求と支払いをするのが違うという状況になるのですが、これには理由がありそれについて理解しておくことで加算申請や請求エラーの問題を解決する助けになります。
今回この記事では請求と国保連の関係性について理解することで、申請時や請求エラー時の対応方法についての基礎を身につけましょう。
国保連に請求するのは知っていても、それがなぜなのかということは知らない人も多いと思います。
国保連は審査支払機関
「国保連とは?」についての詳細解説はややこしくなるのでひとまず置いておいて…
国保連は医療・福祉の報酬に関して審査支払機関の機能を持っています。
審査支払機関としての機能とは、その名のとおり。
事業所からの請求情報を受け審査し、報酬の支払いまで行ってくれるわけです。
安定したサービス体制を確保するために必要
僕らが国保連に請求を行い、報酬を受け取るという仕組み。
これは地域全体として障害福祉サービス体制を維持するのには欠かせないわけです。
理由について少し見ておきましょう。
障害福祉サービスもお金が必要
サービスの提供にはお金が必要、報酬が支払われないと事業が行き詰まります。
そうなると通所・入所しているサービスの利用者が困るわけですよね。
なので、まずは大前提として報酬が滞りなく支払われる仕組みが必要なんです。
仕組みを考えたときに課題となるのが次のこと。
事務負担が大きいと支障が出る
医療・福祉は大部分が公的なお金が財源となって運営されていますよね。
そうなると税金を使うことになりますが、使い方に妥当性を要する。
血税と言われるようにみんなから集めたお金を正当に使う必要があるからです。
となれば必要なのが事務処理の数々。
ただ、事務処理が多くなると大きな負担と時間がかかります。
これによって報酬支払いが滞ってしまいかねませんよね。
請求についてまとめた方が処理は速い
1事業所ならまだしも、色々な事業所から請求はあつまります。
それを市役所などでさばくとなると至難のわざ。
例えば、利用者1人に対して3事業所からそれぞれ請求が来たとします。
それが管轄地域の利用者1人ひとりの分が来たとしたら事務処理はパンクします。
ということで、それを整理して審査する必要があるわけです。
つまり、ここまでをかんたんに書くと以下のような流れになるわけです。
サービス提供にはお金が必要なので報酬支払いは滞っちゃまずい
でも財源の多くは税金だから透明性が大事
透明性が証明できる書類を作るためにも事務処理は多くなる…
であれば、処理を整理して支払を円滑に出来るようにしよう
こんなカンジで審査支払機関を通すようになっているわけです。
国保連の業務について
ここからは国保連の役割についてです。
審査支払業務とは
すでに書いたとおり、国保連は審査と支払い業務をしてくれています。
この図にもあるように①請求情報を送信、②国保連で審査の上で役所に再確認、よければ国保連は役所に請求します。
③役所は請求に応じて支払いをし、④事業所へ請求内容にあった報酬を支払うと言った流れ。
このおかげで請求に問題がなければ速やかに報酬支払がなされるわけですよね。
確認って大事
ちなみに審査に関しては国保連でも審査はしていますが、役所にもそのデータを送っているとのこと。
なので二重で確認されているわけですね。
また、上の図ではあえて入れませんでしたが、役所は数年に1度のペースで事業所の指定や指導をしていますよね。
外部機関である国保連に報酬関連は依頼しているものの、しっかりと確認する仕組みなんですね。
国保連を通すことで体制維持を図る
今回は請求を出す先「国保連」についての記事でした。
日頃、請求はしていてもなぜそんな仕組みなのかは知らないものですよね。
僕なんかも前はよく知らずに請求していましたしね。
サービス提供体制の維持に関しては国保連の存在って大事だなと。
それとともに普段の請求の間違いが出来るだけ無いようにしたいと思うところです。
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